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初版2008/03/07: 最終更新日2008/03/07
SSL
目次
SSL
共通鍵暗号方式
公開鍵暗号方式
サーバ証明書
SSLの仕組み
SSL
SSLとは、ネットスケープ社が開発したインターネット上での通信のやり取りを暗号化するプロトコルのことです。
SSLは共通鍵暗号方式や公開鍵暗号方式、サーバ証明書などのセキュリティ技術を組み合わせて成り立っています。

共通鍵暗号方式
共通鍵暗号方式とは、平文の暗号化と復号化を同一鍵で行う方式を共通鍵暗号方式といいます。
同一鍵のことを共有鍵と呼んだりします。
共通鍵暗号方式の処理は時間がそれほどかかりません。

公開鍵暗号方式
公開鍵暗号方式とは、秘密鍵と公開鍵の2つの鍵を使用して、暗号化復号化を行います。
秘密鍵で暗号化したものは公開鍵で復号、公開鍵で暗号化したものは秘密鍵で復号できる仕組みになっています。
公開鍵暗号方式の処理は、共通鍵暗号方式の処理と比べると時間がかかります。

サーバ証明書
サーバ証明書とは、公開鍵暗号方式でいう公開鍵に対してVerisignなどの信頼できる機関が署名したものをいいます。

SSLの仕組み
SSLではまず最初にWebサーバが公開鍵暗号方式を用いてサーバ証明書(公開鍵入り)をクライアントに送ります。
クライアントでは共通鍵暗号方式の共有鍵を作成し、それを公開鍵で暗号化してWebサーバに送ります。
Webサーバには秘密鍵がありますので、送られてきた共有鍵(暗号化されている)を復号化し、お互いに共通鍵暗号方式の共有鍵を持つことが出来ます。
以降、通信のやり取りは共通鍵暗号方式を用いて安全に行うことができます。