Apache2.0にはWeb DAVを実現するモジュールがありますが、デフォルトではモジュールは使用していません。
Web DAVを使用するにはhttpd.confに以下の文言を追加します。

LoadModule dav_module modules/mod_dav.so
LoadModule dav_fs_module modules/mod_dav_fs.so

これがWeb DAVを実現するのに必要なモジュールです。

次にWeb DAVフォルダをhttpd.confで指定します。

Alias /aaa "C:/Program Files/Apache Group/Apache2/htdocs/test"
DavLockDB "C:/Program Files/Apache Group/Apache2/DavLock"
<Location /aaa>
   DAV On
</Location>

実態フォルダをエイリアスで指定します。
エイリアスをLocationディレクティブで指定してDAV Onと指定します。
httpd.confはApache起動時に一度読み込まれるファイルのため、反映させるためにはApacheを再起動します。
再起動後、下図のようにWeb DAVにアクセスするとサーバ上のフォルダが表示されます。

Web DAVフォルダにアクセスするにはブラウザからアクセスすることが出来ます。
まず、インターネットエクスプローラを開き、「ファイル」 - 「開く」を選択します。
すると下図が表示されますので、そこでWebDAVフォルダのURLを入力し、「Webフォルダとして開く」にチェックを入れて「OK」を選択すると、Web DAVフォルダが表示されます。

Web DAVフォルダに正常にアクセスできても、なぜかerror.logにエラーが出力されてしまいます。
error.logの内容は以下のような感じです。

[error] [client 127.0.0.1] File does not exist: C:/Program Files/Apache Group/Apache2/htdocs/_vti_inf.html
[error] [client 127.0.0.1] File does not exist: C:/Program Files/Apache Group/Apache2/htdocs/_vti_bin

これは、サーバにFrontPage Server Extensionsソフトがあるという認識をして動作しているようなのです。
このエラーログを回避するにはまずいかのモジュールを追加します。

LoadModule headers_module modules/mod_headers.so

次にWeb DAVフォルダを指定しているLocationディレクティブ内に以下の１文を追加します。

Header add MS-Author-Via "DAV"

これで、エラーログは出力されなくなります。