データの入力規則を使用すると、ユーザーがセルに入力するデータまたは値の種類を制御できます。たとえば、データ入力を一定の範囲内の日付に制限する、リストを使用して選択肢を制限する、正の整数のみを入力できるように制限することなどができます。
ここでは、Excel でのデータの入力規則の動作と、データの入力規則で使用できるさまざまなテクニックについて説明します。ワークシートの特定のセルを編集または上書きできないように "ロック" したり非表示にしたりする、セルの保護については説明しません。
入力規則の概要
データの入力規則とは
データの入力規則は、セルに入力できるデータの種類を制限するための Excel の機能です。データの入力規則を設定すると、無効なデータの入力を防ぐことができます。必要に応じて、無効なデータの入力を許可するが、セルへの入力時に警告を表示するように設定することもできます。また、セルに入力できるデータの種類を指定するメッセージを表示して、エラーを修正するように指示することもできます。
データの入力規則が役立つ場合
データの入力規則は、組織内の他のユーザーとブックを共有する場合に、ブックに入力されるデータの正確性と一貫性を維持するのに非常に役立ちます。
セルまたは範囲にデータの入力規則を追加する
データ入力をドロップダウンリストの値に制限する
リスト内の項目のフォントおよびフォントサイズは変更できません。
- 入力規則を検証する 1 つまたは複数のセルを選択します。
- [データ] タブの [データ ツール] で [データの入力規則] をクリックします。
- Excel テーブルが SharePoint サイトにリンクされている SharePoint サイトにリンクされている Excel のテーブルにデータの入力規則を追加することはできません。データの入力規則を追加するには、Excel のテーブルのリンクを解除するか、Excel のテーブルを範囲に変換します。
- データの入力中である セルにデータを入力している間は、[データ] タブの [データの入力規則] を使用することができません。データの入力を終了するには、Enter キーまたは Esc キーを押します。
- ワークシートが保護されているか共有されている ブックが共有されているか保護されている場合、データの入力規則の設定は変更できません。
- [データの入力規則] ダイアログ ボックスの [設定] タブをクリックします。
- [入力値の種類] ボックスの [リスト] をクリックします。
- [元の値] ボックスをクリックし、Microsoft Windows リスト区切り文字 (既定ではカンマ) を使用して各値を区切ったリストを入力します。
ドロップダウンリスト
Excel におけるデータ入力を簡単にしたり、定義した特定の項目のみを入力できるように制限するために、ブックの他の場所のセルから編成された有効なエントリのドロップダウン リストを作成することができます。 セルにドロップダウン リストを作成すると、そのセルには矢印が表示されます。 そのセルにデータを入力するには、矢印をクリックし、目的のエントリをクリックします。
あるセル範囲を使ってドロップダウン リストを作成するには、[データ] タブの [データ ツール] グループで [データの入力規則] をクリックします。
ドロップダウン リストに表示する有効な入力値のリストを作成するには、間に空白セルを挟まないようにして、各入力値を 1 つの列または行に入力します。
- ドロップダウン リストを削除するには、リストを含むセルを選択します。 [データ] タブをクリックし、[データ] の [データの入力規則] をクリックします。 [データの入力規則] ダイアログ ボックスで、[設定] タブをクリックし、[すべてクリア] をクリックします。
- ドロップダウン リストの幅は、データの入力規則が設定されているセルの幅によって決まります。 ドロップダウン リストの幅より有効な入力値のサイズが大きい場合、入力値の一部が非表示にならないように、セルの幅を調整することが必要な場合もあります。
- ドロップダウン リストに表示できる項目数は、32,767 個以下です。
- ドロップダウン リストに表示されるデータのリストが別のワークシートにあり、このワークシートをユーザーが表示または変更しないようにする場合は、ワークシートを非表示にして保護することを検討してください。