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初版2012/01/19: 最終更新日2012/01/19
項目からデータを統合
目次
項目に基づいてデータを統合する

複数のワークシートのデータから結果を要約してレポートを作成する場合、各ワークシートのデータを 1 つのワークシート (マスター ワークシート) に統合できます。統合する各ワークシートは、マスター ワークシートと同じブックのものでも、別のブックのものでもかまいません。データを 1 つのワークシートに統合すると、定期的または不定期なデータの更新や集計を実行しやすくなります。

たとえば、各支店の支出額を表すワークシートがある場合、データの統合により各支店の支出額を会社全体の支出ワークシートにまとめることができます。このマスター ワークシートには、売上高の合計や平均、現在の在庫レベル、社全体で最も売れ行きのよい商品などのデータを含めることもできます。

項目からデータを統合
  1. 統合するデータが格納された各ワークシートで、次の方法でデータをセットアップします。
    • 各統合元のデータ範囲がリスト形式になっていることを確認します。各列の最初の行に列見出しがあり、同じ列には同じ種類のデータが入力されていること、およびリスト内には空白の行または列が含まれていないことを確認します。
    • 各ワークシートにそれぞれの範囲を設定します。ただし、統合先のワークシートには、範囲を設定しないでください。
    • 各範囲が同じレイアウトになっていることを確認します。

※頻繁にデータを統合する場合は、一貫性のあるレイアウトを使用するワークシート テンプレートを基にしてワークシートを作成する方法が簡単です。

  1. マスター ワークシートで、統合したデータを表示する範囲の左上隅のセルをクリックします。
  1. [データ] タブの [データ ツール] で [統合] をクリックします。
  1. [集計の方法] ボックスで、データの統合に使用する集計方法をクリックします。
  2. シートが別のブックにある場合は、[参照] をクリックして目的のファイルを参照し、[OK] をクリックして [参照] ダイアログ ボックスを閉じます。

[統合元範囲] ボックスにファイルへのパスと感嘆符 (!) が入力されます。

  1. ワークシートが現在のブックにある場合は、次の操作を行います。
  1. [統合元範囲] ボックスの右側にある [参照] をクリックし、[統合の設定 - 統合元範囲] ダイアログ ボックスを開きます。
  2. 統合するデータが格納されたワークシートを開き、データを選択して、ボックスの右側にあるボタンをクリックします。
  1. [統合の設定] ダイアログ ボックスで、[追加] をクリックし、手順 6 と 7 を繰り返して目的のすべての範囲を追加します。
  2. 統合を更新する方法を決定します。次のいずれかの操作を行います。
  • 統合元データの変更に合わせて、統合が自動的に更新されるように設定するには、[統合元データとリンクする] チェック ボックスをオンにします。

※このチェック ボックスは、ワークシートが別のブックにある場合のみオンにすることができます。このチェック ボックスをオンにした後は、統合に含まれるセルや範囲を変更することはできません。

  • 統合対象のセルや範囲を変更して、手動で統合を更新できるようにするには、[統合元データとリンクする] チェック ボックスをオフにします。
  1. 統合元範囲の見出しの位置を示す [統合の基準] のチェック ボックスをオンにします。[上端行]、[左端列]、またはこの両方のチェック ボックスをオンにします。
  • 統合元範囲の見出しが他の統合元範囲のいずれの見出しとも一致しない場合、その見出しは統合先範囲の別の行または列に表示されます。
  • 統合対象としない項目の見出しは一意であり、1 つの統合元範囲にだけ含まれていることを確認します。