FTN95のインストール
Windows7の場合、FTN95 Personal Editionなら動作するので、
こちらよりダウンロードします。
ダウンロード画面のhereをクリックしてください。
ダウンロード画面
ダウンロードしたexeを実行します。すると以下のような画面が表示されますので、「Next」をクリックします。
インストール画面
次に以下のような画面が表示されますので、「I accept~~」を選択して、「Next」をクリックします。
インストール画面
次に以下のような画面が表示されますので、適当なUser Name、Organizationを入力し、all usersにするか自分のアカウントにするか選択して、「Next」をクリックします。
インストール画面
次に以下のような画面が表示されますので、「Next」をクリックします。
インストール画面
次に以下のような画面が表示されますので、「Next」をクリックします。
インストール画面
次に以下のような画面が表示されますので、チェックを入れて「Next」をクリックします。pathを勝手に通してくれます。
インストール画面
インストール画面
インストール画面
Plato IDEの使い方ですが、「すべてのプログラム」 - 「Silverflost」 - 「Silverflost FTN95」 - 「Plato IDE」で起動します。
変数の宣言
変数は、integer(整数型)、character(文字型)があります。
characterは
a*5というように宣言することができ、これは長さが5のaという文字型であることをあらわします。
fortran95の文字型は長さを調べるlenや右側の空白を削除して文字型の長さを調べるtrim_lenで調べることができます。
trimは、空白を削除しますが、変数の領域は変わりません。以下、例です。
character a*10
a = "test"
print *, len(a)
print *, len_trim(a)
a = trim(a)
print *, len(a)
print *, len(trim(a))
stop
end
実行結果は以下のとおりです。
コメント
fortranのコメントは、行頭に
cと記述すると、その行末まではコメントになります。
fortran95ではコメントは
!になります。コメントでcを使用するとコンパイルエラーとなりました。
character abc*10,def*3
data abc,def/'1234567890','rwx'/
!write(*,*) abc,def
!write(*,*) abc,def
stop
end
write文の使い方
write文はファイル操作で使ったりしますが、変数の文字型に出力したりすることができます。
c(2:2)としているので、2文字目を書き換えます。
integer a,b
character c*3
data a,b/1,2/ c/'999'/
write(c(2:2),'(i1)') a
print *,c
stop
end
実行結果は以下のとおりです。
data文の使い方
data文は、変数の初期値を設定します。以下はabcという文字型を1234567890で初期化しています。
character abc*10
data abc/'1234567890'/
write(*,*) abc
stop
end
data文で複数初期化する場合は、カンマ区切りで
というように記述します。以下、例です。
character abc*10,def*3
data abc,def/'1234567890','rwx'/
write(*,*) abc,def
stop
end
ファイル操作
ファイル操作にはopenとcloseがあります。openの引数は以下のとおりです。
第一引数・・・1~99までの装置番号(5,6は使用しないことが推奨されているみたいです)
第二引数・・・ファイルパス
第三引数・・・ファイル操作モード
第二引数の書式は、
file='ファイルパス'というように記述します。
第三引数は、ファイル操作モードで記述方法は以下のとおりです。
記述 | 意味 |
status='old' | 読み取り |
status='replace' | 書き込み |
以下、例です。
character a*10
open(20,file='a.txt',status='old')
read(20,*) a
close(20)
write (*,*) a
stop
end
closeの引数には、open時に指定した任意の装置番号を指定します。
a.txtの中身は以下のようになっているとします。
実行結果は以下のとおりです。
character a*12とすると、
サンプルですと表示されます。
readの使い方
read文はファイルを1行読み込みます。read文の使い方は以下のとおりです。
第一引数・・・open時に指定した装置番号
第二引数・・・フォーマット
第三引数・・・変数
ファイルから読み込んだ値を第三引数の変数に代入します。
以下のようなファイルa.txtがあったとします。
このファイルを読み込んで変数に代入してみます。以下、例です。
結果は以下のとおりです。
文字型操作
文字型の一部を取り出すのに
変数名(開始位置:終了位置)という書き方があります。
character abc*5
data abc/'12345'/
write(*,*) abc(1:4)
stop
end
結果は以下のとおりです。
文字列の連結をするには
//を使用します。
character abc*3,def*3
data abc,def/'123','456'/
write(*,*) abc//def
write(*,*) abc//' '//def
stop
end
実行結果は以下のとおりです。
if文
fortranのif文の書式は以下のとおりです。
if(真偽値) then
!処理A
endif
if(真偽値) then
!処理A
else
!処理B
endif
if(真偽値) then
!処理A
else if(真偽値) then
!処理B
endif
比較演算子は以下が使えます。
比較演算子 | 意味 |
le < | 未満 |
lt <= | 以下 |
ge > | より大きい |
gt >= | 以上 |
.eq. == | 等しい |
.ne. /= | 等しくない |
.lt.や.gt.などを使う場合、変数との間にスペースがあっても問題なくビルドできました。以下、例です。
integer i,j
data i,j/3,2/
if(j .le. i) then
write (*,*) j,i
end if
stop
end
実行結果は以下のとおりです。
サブルーチン
システムコール
システムコールとは、Windows環境なら
コマンドプロンプトのコマンドを実行することができます。
システムコールの書式は以下のとおりです。
以下、例です。
call system('dir')
stop
end