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初版2011/08/19: 最終更新日2011/08/19
Web Database
目次
Web Databaseとは
Web Storageとの違い
途上の仕様
Web Databaseとは

Web Databaseは、データベースをブラウザ上に実現する仕組みです。

Web Databaseは、「Offline Web Applications」に属する技術で、「アプリケーションキャッシュ」や「Web Storage」と同様、オフラインでも活躍する仕様です。
特に「Web Storage」に似たものがあります。

Web Databaseには、以下の2種類があります。

Web SQL Database
クライアントサイドでリレーショナルデータベースを利用するためのインターフェースAPIです。
文献の多くは「Web Database」と言うと、この「Web SQL Database」を指すものがほとんどです。
Web SQL Database」にて詳しく解説します。
Indexed Database
Web Storage」の手軽さとデータベースの高速性と機能性を実現するAPIです。
上記の「Web SQL Database」にあるあるSQL方言の懸念を持ちません。
但し、最後発のAPIのため、仕様自体が固まり切れていないホヤホヤのAPIです。
Indexed Database」にて詳しく解説します。
Web Storageとの違い

クライアントサイドでデータを保存・管理する点では、「Web Storage」とほぼ同じです。
大きな違いは、データベースとして扱う点にあります。
Web SQL Database」は、リレーショナルデータベースとして扱います。
Indexed Database」は、ほぼ「Web Storage」と同じkey-value型ですが、インデックスにて管理するため、データベースと入れます。

途上の仕様

Web Databaseは、他の仕様に比べて、まだ一進一退している途上の仕様と言えます。

Web SQL Database」は、リレーショナル・データベース自体が、製品ごとにSQLの文法が細かく違いすぎ、仕様策定自体が停滞中です。
Indexed Database」は、話題のNoSQL形式で構造自体シンプルですが、仕様自体が始まったばかりで、ブラウザの対応はこれからです。
※Indexed Databaseは、Web SimpleDBとしては2009年9月からですが、Indexed Databaseとしては2010年1月からです。

しかし、OSやDB製品によらず、手軽にWEBアプリケーションが使えるデータベースのAPIです。
これからの動向に注目すべき仕様と言えます。