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・Web Databaseとは ・Web Storageとの違い ・途上の仕様 |
Web Databaseは、データベースをブラウザ上に実現する仕組みです。
Web Databaseは、「Offline Web Applications」に属する技術で、「アプリケーションキャッシュ」や「Web Storage」と同様、オフラインでも活躍する仕様です。
特に「Web Storage」に似たものがあります。
Web Databaseには、以下の2種類があります。
クライアントサイドでデータを保存・管理する点では、「Web Storage」とほぼ同じです。
大きな違いは、データベースとして扱う点にあります。
「Web SQL Database」は、リレーショナルデータベースとして扱います。
「Indexed Database」は、ほぼ「Web Storage」と同じkey-value型ですが、インデックスにて管理するため、データベースと入れます。
Web Databaseは、他の仕様に比べて、まだ一進一退している途上の仕様と言えます。
「Web SQL Database」は、リレーショナル・データベース自体が、製品ごとにSQLの文法が細かく違いすぎ、仕様策定自体が停滞中です。
「Indexed Database」は、話題のNoSQL形式で構造自体シンプルですが、仕様自体が始まったばかりで、ブラウザの対応はこれからです。
※Indexed Databaseは、Web SimpleDBとしては2009年9月からですが、Indexed Databaseとしては2010年1月からです。
しかし、OSやDB製品によらず、手軽にWEBアプリケーションが使えるデータベースのAPIです。
これからの動向に注目すべき仕様と言えます。