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初版2012/03/20: 最終更新日2012/03/20
テーマとは
目次
テーマを使用する
テーマをカスタマイズする
テーマの色の活用方法
テーマのフォントの活用方法
テーマの効果の活用方法
クイック スタイルとは
PowerPointの背景スタイルとは
背景スタイルの色の例
4種類の背景スタイル

PowerPointでテーマを使用すると、本格的なデザインのプレゼンテーションを簡単に作成可能です。テーマの色、フォント、および効果は PowerPointだけでなく Excel、Word、および Outlook でも使用できるので、プレゼンテーション、文書、ワークシート、およびメールの外観に統一感を持たせることが可能です。

新しいテーマを適用すると、ドキュメントの主要な内容が変更される。ワードアートの効果は、PowerPointのタイトルに適用される。表、グラフ、SmartArt グラフィック、図形、およびその他のオブジェクトが更新され、それぞれに効果が補完される。PowerPointでは、スライドのレイアウトと背景もテーマごとに大きく変更可能です。プレゼンテーションにテーマを適用した場合の結果が期待どおりの外観になったら、そのテーマを1回クリックして、プレゼンテーションの書式変更を完了します。プレゼンテーションをさらにカスタマイズする場合は、テーマの色、テーマのフォント、それからテーマの効果を変更可能です。

 

テーマをカスタマイズする

中心的な組み込みのテーマから、様々なカスタム テーマを作成可能です。テーマの色、テーマのフォント、およびテーマの効果をカスタマイズするためのコマンドは、テーマ ギャラリーの横にあります。テーマを選択し、設定を変更するか独自に定義し、その設定を新しいテーマとしてギャラリーに保存します。

さらに他の色、フォント、および効果を入手するには、次のいずれかの操作を行って、Microsoft Office.com から新しいテーマをダウンロードします。

[デザイン] タブの [テーマ] で (その他) をクリックし、[Microsoft Office.com のその他のテーマ] をクリックする。


テーマの色の活用方法

テーマそのものを変更せずに、プレゼンテーションの外観を大きく変える最も効果的な方法は、テーマの色を変更することです。ワンクリックでテーマの色が変更され、プレゼンテーションの見た目をカジュアルからフォーマルに、それからその反対に変更可能です。

テーマの色には12色のスロットがあります。背後に縦に並んだ4つの色は、テキストと背景用です。明るい色で作成されたテキストは暗い色の上で読みやすく、暗い色で作成されたテキストは明るい色の上で読みやすくなります。上に重なる6つの色は、4つの背景色に対応する強調色です。最後の2つは下の図には表示されていませんが、ハイパーリンクと表示済みのハイパーリンク用として予約されています。

テーマの色は、背景が明るくても暗くても常に適切に処理される。どのようなタイミングで色を切り替えても、すべてのコンテンツが読みやすくきれいに表示されるように、テーマには見やすさに関するルールが組み込まれています。

[テーマ] で [配色] をクリックすると、そのテーマの強調色とハイパーリンクの色を表す色がテーマ名の横に表示される。いずれかの色を変更して独自にテーマの配色を作成すると、[配色] ボタンに表示される色と、テーマ名の横に表示される色が適宜更新される。

色のギャラリーにはすべてテーマの色が表示され、そのテーマの色に基づいた濃淡および影のセットも表示される。この拡張された組み合わせから色を選択すると、コンテンツの個々の部分に対してテーマに沿った書式を選択可能です。テーマの色を変更すると、色のギャラリーが変更され、テーマの色を使用しているドキュメント コンテンツもすべて変更される。

テーマの色ギャラリーには、組み込みテーマのすべての色のセットが表示される。ユーザー設定のテーマの色を作成するには、[テーマ] の [配色] をクリックし、[新しい配色パターンの作成] をクリックする。

 

テーマのフォントの活用方法

ドキュメント デザインの専門家は、ドキュメント全体で 1 つのフォントを使用すれば、必ず洗練された無難なデザインになることを知っています。対比のために 2 つのフォントを注意深く使用すると、さらに良くなります。すべての Office テーマには、見出し用と本文用の 2 つのフォントが定義されています。これらは同じフォントである (すべての場所に使用される) 場合もあれば、2 つの別々のフォントである場合もあります。PowerPointでは、これらのフォントを使用して自動的にテキスト スタイルが作成される。また、テキスト用のクイック スタイル ギャラリーとワードアートでも、同じテーマのフォントが使用される。

テーマのフォントを変更すると、プレゼンテーションのすべてのタイトルとテキストが更新される。以前のバージョンの PowerPointでこのような全体的な変更を行うには、スライド マスターを変更する必要がありました。

[テーマ] で [フォント] をクリックすると、テーマのフォントとして使用されている見出しのフォントと本文のフォントの名前が、テーマ名の下に表示される。
また、[新しいテーマのフォント パターンの作成] ダイアログ ボックスが更新され、現在使用中のテーマのフォントが表示される。

 

テーマの効果の活用方法

テーマの効果は、グラフ、SmartArt グラフィック、図形、図、表、ワードアート、およびテキストに効果を適用する方法を指定します。テーマの効果ギャラリーを使用すると、別の効果のセットに置き換えて、これらのオブジェクトの外観をすばやく変更可能です。独自のテーマの効果のセットを作成することはできませんが、独自のテーマに使用する効果を選択することは可能です。

すべてのテーマには、テーマの効果を生成するために使用する効果マトリックスがあります。効果マトリックスには、線の 3 つのスタイル レベル、塗りつぶし、および影や3次元 (3-D) などの特殊効果があります。デザインの専門家は、これらのスタイル レベルを "ストローク"、"トーン"、および "奥行" と呼ぶことがあります。線、塗りつぶし、効果の3種類の書式を組み合わせることにより、すべてが同じテーマの効果に合う外観を作り出すことが可能です。

 

クイック スタイルとは

テーマでは、使用される色、フォント、および効果全体が変わるのに対し、クイック スタイル (それからスタイル) では、色、フォント、および効果の組み合わせ方と、中心になる色、フォント、および効果が変わります。クイック スタイルのサムネイルの上にポインターを置くと、そのクイック スタイルを適用した場合に表、SmartArt グラフィック、グラフ、それから図形がどのように変わるかを確認可能です。

テーマのデザインの設定 (テーマの色、テーマのフォント、およびテーマの効果) に応じて、ドキュメントのテーマに合ったクイック スタイルのギャラリーが表示される。テーマとクイック スタイルはどちらもビジュアル デザイナーによって作成され、すべてのドキュメントに専門家が作成したような外観を与えることが可能です。様々なクイック スタイル ギャラリーから選択すると、全体のドキュメント テーマによく合うようにドキュメントのコンテンツが変更される

 

PowerPointの背景スタイルとは

背景スタイルは PowerPointに固有の機能であり、テキストと背景に使用される 2 つの暗い色と 2 つの明るい色を定義する、新しいテーマの色モデルを使用します。明るい色は常に暗い色に対して見やすく、その反対も成り立つので、たとえば暗い色のテキストは明るい背景で使用される。また、4つの背景色のどれでも見やすい強調色が6つ定義される。

 

背景スタイルの色の例

さらに、それぞれのテーマの内部には、パステル、グラデーション、光沢という3つの背景塗りつぶしの定義が含まれています。4つの背景色と3つのテーマの背景を組み合わせることにより、12種類の背景スタイルを設定可能です。

組み込みのテーマでは、背景スタイル ギャラリーの最上部の行は常に単色塗りつぶしです。背景スタイル ギャラリーを表示するには、[デザイン] タブの [背景] で [背景のスタイル] をクリックする。


4種類の背景スタイル

選択した背景に応じて、テキストと背景の明るい色と暗い色が自動的に切り替わります。プロジェクターで投影するスライドは、多くの場合、明るい背景と暗いテキストの組み合わせより、暗い背景と明るいテキストの方が見やすくなります。背景スタイルを使用すると、プレゼンテーションを投影用にすばやく変更可能です。