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初版2009/09/01: 最終更新日2009/09/01
4-10.  複合化
目次
複合化とは
--decrypt
複合化とは
複合化は、暗号化と同じく重要なPGPの機能の一つです。
暗号化を施したファイルを、再び正常に読み出すことができるようにするための行為のことです。言い換えて、「暗号化を解く」ともいわれます。

暗合化は、別コマンド「暗号化」によって施されるほか、「署名の作成」での埋め込み型の電子署名によっても施されます。

--decrypt
--decryptは、暗号化されたデータを複合化するためのコマンドです。

電子署名を組み込まれたデータから元のデータを取り出す場合は公開鍵が必要となり、暗号化を解く場合には秘密鍵が必要となります。
どちらも、対になった公開鍵や秘密鍵を容易しておく必要があります。

コマンドは以下のように入力します。
GnuPGにおけるデフォルトのコマンドであるため、コマンドの記述を省略することが可能です。

gpg --decrypt [ファイル名]
gpg -d [ファイル名]
gpg [ファイル名]

例:
gpg --decrypt 2009年度山裏式しょう油_製造工程.pdf.gpg
gpg -d あの新人が嫌でたまらない.txt.gpg
gpg パスワード引継ぎ.rar.gpg

コマンドの入力後、自動的にデータが複合化されます。
複合に秘密鍵を用いる場合は、秘密鍵のパスフレーズを尋ねられますので、正確に入力すれば複合化完了となります。