フィールドは、次のような場合に挿入できます。
- 加算、減算、その他の計算を行う場合。= (式) フィールドを使用します。
- 差し込み印刷をする場合。たとえば、ASK フィールドと FILLIN フィールドを挿入すると、メイン文書にデータ レコード を差し込むときに、入力を求めるメッセージを表示できます。
それ以外の場合、Word のコマンドとオプションを使用して必要な情報を追加する方が簡単です。たとえば、HYPERLINK フィールドを使用してハイパーリンク を挿入できますが、[挿入] タブの [リンク] で [ハイパーリンク] をクリックした方が簡単です。
※フィールド コードの中かっこは、キーボードから入力することはできません。フィールド コードの中かっこを挿入するには、Ctrl キーを押しながら F9 キーを押します。
<フィールド コードの構文>
フィールド コードは、中かっこ ({ }) に囲まれて表示されます。フィールドの動作は Microsoft Excel の式に似ています。フィールド コードは式に相当し、フィールドの実行結果は式によって求められる値に相当します。文書内のフィールド コードとフィールドの実行結果の表示を切り替えるには、Altキーを押しながら F9 キーを押します。
文書内のフィールド コードを表示すると、次のような構文が表示されます。
{ フィールド名 プロパティ オプションのスイッチ }
- フィールド名 これは [フィールド] ダイアログ ボックスのフィールド名の一覧に表示される名前です。
- プロパティ これは特定のフィールドで使用される命令または変数です。すべてのフィールドにパラメーターがあるわけではなく、パラメーターが必須ではなく省略可能なフィールドもあります。
- オプションのスイッチ これは特定のフィールドで使用できる省略可能な設定です。フィールドの実行結果の書式設定を制御するスイッチを除いて、すべてのフィールドでスイッチを使用できるわけではありません。
フィールドを挿入する
- フィールドを挿入する位置をクリックします。
[挿入] タブの [テキスト] で [クイック パーツ] をクリックし、[フィールド] をクリックします。
- [分類] ボックスの一覧で、フィールドの種類をクリックします。
- [フィールドの名前] ボックスの一覧で、フィールド名をクリックします。
- 必要に応じて、プロパティまたはオプションを選択します。
- [フィールド] ダイアログ ボックスで目的のコードを見つけるには、[フィールド コード] をクリックします。
- フィールド内に他のフィールドを挿入するには、まず [フィールド] ダイアログ ボックスを使用して文書に外側のフィールドを挿入します。次に、フィールド コード内で別のフィールドを挿入する位置にカーソルを置きます。次に、[フィールド] ダイアログ ボックスを使用して内側のフィールドを挿入します。
フィールドを編集する
- フィールド コードを右クリックし、[フィールドの編集] をクリックします。
- フィールド プロパティとフィールド オプションを変更します。特定のフィールドで使用できるフィールド プロパティとフィールド オプションについては、「Word のフィールド コード」を参照するか、ヘルプで該当するフィールド名を検索してください。