コマンドのパラメータにファイルを指定する場合、あるパターンの複数のファイルを指定したい場合があります。
例えば拡張子がtxtのファイルを指定したい、といった場合です。
こういう場合Windowsでは「*」と「?」を使用してあるパターンのファイルの指定を実現します。この二つをワイルドカードと言います。
「*」は0文字以上の任意の文字を表します。「?」は任意の1文字を表します。
今、以下のようなファイルがあるとします。
yama.txt |
yamada.txt |
yamakawa.txt |
yamakawa.doc |
asada.txt |
ここで
yama* とすると、yamaで始まる全てのファイルにマッチします。
この場合、
yama.txt、yamada.txt、yamakawa.txt、yamakawa.doc がマッチします。
yama*.txt とすると、yamaで始まり.txtで終わる全てのファイルにマッチします。
この場合、
yama.txt、yamada.txt、yamakawa.txt がマッチし、
yamakawa.doc はマッチしません。
yam?.txt とすると、yamで始まり任意の1文字をはさんで.txtで終わる全てのファイルにマッチします。
この場合、
yama.txt のみマッチします。
以下はdirコマンドを使用して、カレントディレクトリに拡張子がtxtのファイルがあればそれを表示しています。
ワイルドカードを使用して拡張子がtxtのファイルを表示