pathコマンドは、実行可能ファイルの検索をするパスを設定するコマンドです。
C:\pgm\bat配下に実行可能ファイルa.exeが存在するとします。このファイルを実行する場合、cdコマンドでC:\pgm\batまで移動してa.exeと入力して実行するか、C:\pgm\bat\a.exeと入力して実行しなければいけません。
これだとすごく面倒なので、pathコマンドでC:\pgm\batをパスに設定することによってカレントディレクトリがどこであってもa.exeと入力すればC:\pgm\bat\a.exeが実行できるようになります。
C:\pgm\batにパスを設定する場合は
path C:\pgm\bat
というように書きます。複数のパスを一度に設定したい場合は
path C:\pgm\bat;C:\winnt
というように ; で区切ります。
pathコマンドで注意しなくてはいけないのは、パスにもともとC:\winntが設定されているとします。そして path C:\pgm\bat と実行するともともと設定されていたC:\winntはクリアされてしまいます。
現在設定されてあるパスC:\winntに新たにC:\pgm\batを追加したい場合は
path C:\pgm\bat;%path%
というように書きます。 %path% には現在設定されてあるパスC:\winntが格納されているのでC:\winntがクリアされることはありません。
現在設定されているパスを表示するには
path
というように書きます。
path ;
と書くと、現在設定されてあるパスを全てクリアします。