コマンドプロンプトのstart
startコマンドは、指定されたプログラムまたはコマンドを実行するために 新たにウィンドウを開く コマンドです。
コマンドプロンプト上で、引数なしで

start

と入力すると、新しいウィンドウが開きます。制御は元のコマンドプロンプトに戻ります。
新しいウィンドウにタイトルをつける場合は、

start "タイトル名"

というように引数でタイトル名を指定し、ダブルクォーテーションで括ります。この例の場合、「タイトル名」というタイトルのウィンドウが開きます。

start "タイトル名"
start タイトル名

start "タイトル名" a.bat

というようにプログラムまたはコマンドを指定すると、新しいウィンドウを開きそのウィンドウでプログラムまたはコマンドを実行します。この例の場合、「タイトル名」というタイトルのウィンドウを開き、そのウィンドウ内でa.batを実行します。

start /b a.bat

というように引数で /b オプションを指定すると、新しいウィンドウを開かずにプログラムまたはコマンドを実行します。この例の場合、startコマンドを実行したウィンドウ内でa.batを実行します。

start /wait notepad

というように引数で /wait オプションを指定すると、プログラムまたはコマンドを実行し、プログラムまたはコマンドが終了するまで待ちます。この例の場合、notepadを起動し、notepadが終了されるまで制御がコマンドプロンプトに戻りません。

startコマンドを実行すると新しいウィンドウが開きますが、最初のディレクトリは元のウィンドウのディレクトリ位置が継承されます。
カレントディレクトリがc:\でstartコマンドを実行すると、新しく開くウィンドウもc:\がカレントディレクトリになります。
新しく開くウィンドウのカレントディレクトリを指定するには、

start /d "c:\batch"

というように、 /d オプションを指定し、カレントディレクトリを指定します。
この例の場合、新しく開くウィンドウのカレントディレクトリはc:\batchとなります。

Back to top