スレッドを一定時間休止するには
sleep() メソッドを使用します。
クラスメソッドのためインスタンス化する必要はなく、
Thread.sleep(1000) というように記述します。
第一引数はミリ秒なので、1000を指定した場合、1秒間スレッドを休止します。
ナノ秒まで指定する場合は
Thread.sleep(1000,500) というように第二引数でナノ秒を指定します。
sleep()メソッドはInterruptedExceptionをthrowする可能性があるため、try~catchで囲むなり対処が必要になります。
以下、スレッドクラスの例を見てください。例では1秒ごとに実行中スレッドの名前を出力します。
public class MyThread implements Runnable{
public void run(){
for (int i=0;i<
10;i++){
try {
Thread.sleep(1000);
} catch (InterruptedException e) {
e.printStackTrace();
}
System.out.println(Thread.currentThread().getName());
}
}
}
以下のTESTクラスでは、上記スレッドクラスをインスタンス化し、二つのスレッドを実行している例です。
public class TEST {
public static void main(String[] args){
MyThread thread1 = new MyThread();
MyThread thread2 = new MyThread();
Thread th = new Thread(thread1);
th.start();
th = new Thread(thread2);
th.setName("スレッド2");
th.start();
}
}
上記、Javaアプリケーションを実行すると、1秒ごとにスレッド名が表示され、結果は以下のようになります。
Thread-0
スレッド2
Thread-0
スレッド2
Thread-0
スレッド2
Thread-0
スレッド2
Thread-0
スレッド2
Thread-0
スレッド2
Thread-0
スレッド2
Thread-0
スレッド2
Thread-0
スレッド2
Thread-0
スレッド2