SQLバッファとは、一番最後に実行したSQLコマンドまたはPL/SQLブロックが格納されるバッファ領域のことです。
バッファ領域に格納されたSQLコマンドまたはPL/SQLブロックは、別のSQLコマンドまたはPL/SQLブロックを入力するまでSQLバッファに保持されます。
例えば、以下のようにSQLコマンドを直接入力して実行します。
SQL>select emp_id
2 from tbl_employee;
すると何らかの問い合わせ結果もしくはエラーが表示されて、前述のSQLコマンドがSQLバッファに格納されます。SQLコマンドはエラーであってもそのままSQLバッファに格納されます。
また、SQLコマンドを実行するためにあるセミコロン(;)、もしくはスラッシュ(/)は省かれてSQLバッファに保持されるようになっています。これはバッファ内容を編集しやすいようにするためです。
このSQLバッファ機能により、現行のSQLコマンドまたはPL/SQLブロックを再び実行する場合はスラッシュ(/)コマンドを実行することによってSQLコマンドを再実行することができます。
スラッシュ(/)コマンドについては
こちらをご覧ください。
ちなみにSQL*PlusコマンドはSQLバッファに格納されないので注意してください。