はじめに
GnuPGのインストールは簡単です。公式サイトから手に入れた実行ファイルを起動し、英文に従ってクリックしていけばいいのです。
しかし、いざ始めるとなると億劫を生むのがその英文です。
ここでは順を追って、インストーラーでの作業工程の説明をしています。解説が必要なければ、画像の赤色で覆った部分をクリックするだけでインストールを終えることもできます。
なお、インストールさえ終えれば、ソフトウェア自体は日本語で動作しますのでご安心ください。
まずは、ダウンロードした実行ファイルを起動してください。
Installer Language
インストール中に用いる言語を選びます。
英語(English)とドイツ語(Deutsch)の項目がありますが、どちらも読めない場合は英語を選択しておいてください。(当ページの解説は完全英文準拠です)
Welcome to the GNU Privacy Guard Setup Wizard
インストール作業を始めたことへの歓迎と、GnuPGというソフトウェアがどのようなものかという基本的な概要について書かれています。
[Next]をクリックすれば先に進みます。
License Agreemente
GnuPGの使用許諾です。
一般的なユーザー用に要約すれば「使用は自己責任でお願いします」といった常識の範囲内での規約と、製作者の情報がつらづら書かれています。だいたい内容に目を通してみて、良ければ許諾してください。
[Next]をクリックすれば先に進みます。
Choose Components
インストールするファイルを選択します。
どれも容量が小さく、必要なければアクセスしなければいいだけの話なので、インストールしておいて問題はありません。
・Base
GnuPGの根幹となる部分。
必ずインストールしなければなりません。
・NLS
National Language Supportの略。
日本語版GnuPGでのインストールをする場合には、入れておく必要あり。
・Tools
署名チェック用ツール。
・Documentation
説明書や仕様書などの文書。
[Next]をクリックすれば先に進みます。
Install Options
ここでは、GnuPGで用いる言語を選ぶことができます。
日本語での使用もサポートされていますので、画像中[1]のコンボボックスから選択しておくことをお勧めします。
なお前項目でNLSのチェックを外していた場合、この画面は表示されません。
[Next]をクリックすれば先に進みます。
Choose Install Location
インストールをおこなうディスク上の場所を指定します。
画像中[1]でドライブの浅い位置を入力しておいたほうが、のちのち便利かもしれません。
[Next]をクリックすれば先に進みます。
Choose Start Menu Folder
Windowsのスタートメニューに登録する際のフォルダを決めます。
画像中[1]にある[Do not create shortcuts]にチェックを入れることで、スタートメニューへの登録を拒否できます。
[Install]をクリックすれば、いよいよインストールです。
Installation
インストール画面です。
気にするような事柄は特にありません。容量の小ささから、待ち時間もごくわずかです。
[Next]をクリックすれば先に進みます。
Completing the CNU Privacy Guard Setup Wizard
「インストールが無事に完了しました」という報告です。
[Show the README file]にチェックを入れておくと、終了時、自動的にGnuPGの概要ファイルが開かれます。(環境によっては開かれません)
[Finish]をクリックすれば終了です。