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初版2009/09/01: 最終更新日2009/09/01
GnuPGを使うための基礎
目次
コマンドプロンプトの起動
作業フォルダの設定
コマンドの基本書式
コマンドプロンプトの終了
コマンドプロンプトの起動
GnuPGを単体で動かす際、通常はコマンドプロンプトを用います。

Windowsの[スタート]―[ファイル名を指定して実行]の順で選択してダイアログを表示し(WindowsキーとRキーの同時押しでも可)、Windows2000以降なら[cmd]、それ以前のバージョンなら[command]と入力してください。
以上の手順で、コマンドプロンプトが起動します。

作業フォルダの設定
効率よくGnuPGを使うため、事前に作業フォルダを設定しておきましょう。ここで設定したフォルダが、ファイルを読み書きする際の基本の位置となります。

cd [GnuPGがインストールされているフォルダ]
(例:cd C:\GnuPG\)

Windowsのバージョンによっては、コマンドプロンプトに直接ファイルやフォルダをドロップしてやることで、アドレスの打ち込みを代行させることができます。

作業フォルダの設定はコマンドプロンプトの終了毎に初期化されますので注意してください。

コマンドの基本書式
以上でコマンドプロンプトでGnuPGを扱う準備は整いました。
続いて、GnuPGの基本的な書式について説明です。

gpg [コマンド] [オプション] [ファイル名や鍵ID等]

・gpg
GnuPG本体のことです。
GnuPGの動作は、このgpg.exeというファイルに命令や情報を与えて実行します。

・[コマンド]
GnuPGの動作を決定する命令です。
一度の記述につき、一つだけ書くのが基本となっています。

・[オプション]
コマンドの補足命令です。
コマンドによって、使用可能なオプションの種類が違います。

・[ファイル名や鍵ID等]
アクセス対象となる情報を入力します。
ファイルが作業フォルダと違う場所にある場合は、そのアドレスも含めて書く必要があります。

あくまで「基本的な」書式なので、コマンドによって記述の順番が異なることがあります。

コマンドプロンプトの終了
コマンドプロンプトはウィンドウ右上の閉じるボタンで終了させることも可能ですが、あまり好ましくありません。
以下のように入力して終了させましょう。

exit