鍵を外部ファイルとして出力することで、メールで特定の人物に公開鍵を送信したり、フロッピーやフラッシュメモリ等に入れて持ち歩くことが可能になります。
インターネット上の鍵サーバーとはまた都合が違い、限定的なコミューンの中で公開鍵を広めたり、インターネット環境のない場所で公開鍵の受け渡しをしたい。こういった状況において、外部ファイルとしての鍵は大きな力を発揮します。
保存の勝手もいいです。
--importは、ファイルを通して鍵の登録をおこなうコマンドです。
コマンドは以下のように入力します。
gpg --import [ファイル名]
例:
gpg --import whitehouse.asc
入力すると、以下のようなメッセージが現れます。
gpg: 鍵[鍵ID]: “[ユーザー名] ([コメント]) <[メールアドレス]>”を読み込みました
gpg: 処理数の合計: 値
gpg: 読込み: 値
例:
gpg: 鍵D6ABB386: “Example Taro (I'm very Taro) <example_taro@example.com>”を読み込みました
gpg: 処理数の合計: 1
gpg: 読込み: 1
ファイルの読み込みと同時に自動的に登録作業がおこなわれるので、たったこれだけで鍵のインポートは完了です。
登録した鍵の確認は、別コマンド「
一覧表示」でおこなえます。
--exportは、保持している鍵を外部に書き出すためのコマンドです。
書き出したファイルの拡張子に決まりはありませんが、一般的には.ascという拡張子が広く使われているようです。
コマンドは以下のように入力します。
gpg --export [検索語句] > [出力ファイル名]
例:
gpg --export D6ABB386 > example2009.asc
gpg --export Example Taro > example_taro.txt
検索語句には、鍵ID、ユーザーID、ユーザー名、コメント、メールアドレスやその一部が利用できます。
検索語句より後の部分を省略すると、出力データがコンソール上に書き出されてしまい、環境によってはビープ音がけたたましく鳴り響いてしまいます。
そうなってしまった場合は、慌てず、速やかにCtrl+Cで作業を中断させてください。
公開鍵のデータを文章としてメールやHTML中に貼り付けたい場合は、別ページ「
--armor」を参照。