--local-userは、署名に用いるユーザーIDを指定するためのオプションです。
デフォルトに設定されている鍵で署名をおこないたくないときに用います。
本オプションは、以下のように入力をおこないます。
gpg --local-user [検索語句] [コマンド]
gpg -u [検索語句] [コマンド]
検索語句には、鍵ID、ユーザーID、ユーザー名、コメント、メールアドレスやその一部が利用できます。
混在しがちなのですが、署名に用いる鍵は「秘密鍵」です。
当然、秘密鍵を保持していなければ、どれだけ正確な検索語句を入力しても狙いのユーザーIDで署名をおこなうことは不可能ですので、ご留意ください。
--local-userオプションが使用可能なコマンドの例は、以下のとおりです。
--sign
--clearsign
--detach-sign
以上のように、署名をおこなうコマンドで使用可能です。