GnuPGでは、ファイルを暗号化する際にファイルを自動的に圧縮し、容量を節約するための機能が備わっています。
-zは、その圧縮レベルを設定するためのオプションです。
本オプションは、以下のように入力をおこないます。
gpg -z [値] [コマンド]
値に圧縮レベルを設定します。
値の大きさは0~9を設定することが可能で、0にすると非圧縮でファイルを作成します。
圧縮レベルが高くなるほど容量は基本的に小さくなりますが、元となるファイルの容量があまりにも小柄だとかえって容量が膨らむ原因となることもあります。また、圧縮レベルが高まると動作が遅くなるといった欠点もあります。
そのため、あまり躍起にならず、デフォルトのまま使用するのが望ましいとする向きもあります。
-zオプションが使用可能なコマンドの例は、以下のとおりです。
--encrypt
--symblic
--sign
--clearsign
--detach-sign
--export
など、ファイルを書き出すタイプのコマンドで使用が可能です。