コマンドによって得られた結果データを外部ファイルとして出力するためのコマンドです。
単純にデータの持ち運びや保存の便のほかに、コマンドプロンプト上に直接バイナリデータを書き出されることを避け、誤動作を防ぐといった用途にも使われます。
本オプションは、以下のように入力をおこないます。
gpg --output [ファイル名] [コマンド]
gpg -o [ファイル名] [コマンド]
以下のように入力しても同じような結果を得られます。
gpg [コマンド] > [ファイル名]
ただし、上記の書き方はGnuPGではなくコマンドプロンプト自体の機能を使ったものであるため、本来のGnuPGの動作とは一部勝手が異なることがあります。
また、コマンドプロンプト以外でGnuPGを扱う場合には同様の結果を得られない点をご留意ください。
--outputオプションが使用可能なコマンドの例は、以下のとおりです。
--encrypt
--symblic
--sign
--clearsign
--detach-sign
--export
など、ファイルの書き出しに対応したコマンドで使用できます。
使用可能なコマンドの多くは、--outputの入力を省略すると、コマンド進行中に同様の操作を求められます。