SQLコマンドを実行するには色々な方法がありますが、まず第一に直接入力する方法があげられます。
コマンド入力待ち状態(SQL> と表示された状態)で
SQL> select emp_id from tbl_employee where where emp_id like '99%';
というように入力してEnterを押します。するとSQLコマンドが実行され、問い合わせ結果が画面に表示されます。
このように簡単なSQLコマンドなら1行でいいと思いますが、複雑なSQLコマンドになると可視性の観点から複数行に分けてSQLコマンドを入力したい場合があります。こういう場合、下記のように
SQL> select emp_id
2 from tbl_employee
3 where where emp_id like '99%';
:
:(問い合わせ結果が表示される)
:
SQL>
改行したい場所でEnterを押して複数に分割して入力することが可能です。
複数行にまたがる場合、プロンプトは2行目からSQL>ではなく行番号が表示されるようになります。
また、よく見るとSQLコマンドの最後にセミコロン(;)が付いていますが、このセミコロンがSQLコマンドの終了を意味しています。
このセミコロンがあって初めてSQLコマンドが実行され、問い合わせ結果が画面に表示されて、またコマンド入力待ち状態に戻るようになっています。
SQLコマンドを終了を意味するものは、セミコロンの他に2つあります。
一つは、下記のように
SQL> select emp_id
2 from tbl_employee
3 where where emp_id like '99%'
/
:
:(問い合わせ結果が表示される)
:
SQL>
最後の行にスラッシュ(/)を入力してEnterを押す方法です。この方法でもSQLコマンドが実行されて、またコマンド入力待ち状態に戻ります。
もう一つは、Enterを2回入力する方法です。具体的には下記のようになります。
SQL> select emp_id
2 from tbl_employee
3 where where emp_id like '99%'
‥‥1行空いている
SQL>
但しこの場合、SQLコマンドは実行されずに
SQLバッファに格納だけされて、コマンド入力待ち状態に戻ります。
SQLバッファの実行については
こちらをご覧ください。